『装う』という言葉、今ではあまり使われなくなっていますが、
ごはんは、お茶碗に装うと言います。
約2700年前縄文時代にやってきて以来、歴史の中でいろいろな場
面で日本人にかかわり、文化、経済など、これだけ影響をあたえ
てきた食べ物はお米の他にはなかったのではないでしょうか。
現在でも全国で、お米のお祭、お米の神事などが行なわれ、ご家
庭でもお米をお供えするところは少なくないようです。私たちに
これだけ深いかかわりを持ってきたお米も、食の欧米化が進み消
費量が年々落ち、価格も下落しています。
採算が合わないため、お米農家の後継者も少なくなっています。
近い将来関税の引き下げにより外国からの輸入米が増え日本のお
米の居場所がなくなっていくような感じさえします。
『装う』この言葉の意味を少し考えてみて、お米を見直してみて
はいかがでしょうか。